hitorigoto

20072

奇跡
昨晩、NHKのドキュメントを見た。
老人施設の取り組みが放映されていた。
正直びっくりした。
老人性痴呆症や脳梗塞で日常生活が困難になっておられる方たちに学習指導をして、その方たちの病状が改善していくさまを収録したものだった。70歳代から100歳代までの方たちの訓練であったが、驚くほどの改善で大変考えさせられた。頭脳の訓練は死ぬまでできると確信した。神様が働いてくださり、私が努力をすれば、脳細胞が活性化し自然治癒力の機能が奇跡を起こし、私の目も見えるようになると確信した。
お医者様がこの文章を読んだら、そんなこと絶対にありえないとおっしゃるだろうが、私は生きている限り、目が見えるようになると信じ、生きていこうと決めた。
100
歳でリハビリを行う老人に負けられない。
このドキュメントを放映してくださった方に感謝。
(2007.2.26)


合格、親孝行
最近、毎日のように、合格のお礼参りをされる方がすべらんうどん屋に立ち寄ってくださる。とてもありがたい。また、おじいちゃんや、おばあちゃんを連れて、中高年の方が来られる。親孝行である。
私は、そのことを母から聞いてうれしい。
反面、自分自身のことを考えるとまったくダメである。
おおよそ親孝行と言う言葉は私とは縁がないのか、言葉につまる。
ただ、最近は、このすべらんうどん屋に障害を持っておられる方も多数来られるし、平日は、ビジネスマンやオフィスの方、そして、学生さんやアベックや子供連れなどの家族連れが祝日には多い。と言うことは、家庭円満にもいいうどんではないか・・・。団体では、盲人の団体も来て下さるし、障害者の施設の方も来て下さる。いろいろな方が来て下さる。
神様がすべての人を受け入れてくださっているのかどうかわからないが、お客様に垣根がないことがとてもうれしい。すべらんうどん屋が、うどんの形状がユニバーサルデザインと言うことだけではなく、来て下さるお客様がいろいろな方で、人間関係にすべらない場所となってくれることが大切と思う今日この頃である。
感謝。
(2007.2.23)


花見
花見と言えばサクラだが、ここは天満宮。梅です。
本来、梅が日本の花見。梅を見た後、桜。
その梅、ここ星合の池ではちらほら、見えない私でも見える梅の香りがすばらしい。
梅祭りも210日からと間近。
すべらんうどんを食べながら梅をたのしんでください。
春の訪れが聞こえてくる何となく楽しい一時が過せるのでは・・・。
ここ最近の私は350円握りしめ、「がぁんかけうどん」を食べながらそうして過しています。
何を願かけするか考えながら・・・。
(2007.2.7)


外国人それとも日本人?
昨日、ヨットの障害者ボランティアをされているオーストラリアのキャンベラから来られた方にお会いした。先月27日に、北港ヨットハーバーでお会いしてから2度目である。
明日オーストラリアに帰国すると言うので夕食をご一緒にすることになった。午後6時に梅田で待ち合わせた。奥さんもご一緒するはずだったのだが体調を崩され、私も含め合計4人で食事することになった。好みの食べ物をお聞きしたが何でもいいとおっしゃったので、待ち合わせ場所から近いお店に入った。
ビールでカンパイし刺身を注文し、純和風からスタート。
一度カンパイした後、英語、大阪弁、スペイン語でもう一度カンパイ。
スペイン語? 母国語がスペイン語・・・。
その話を聞き、彼の歴史を聞いてアッと納得した。
奥さんは日本人、生まれはペルー、政情の不安定を避け36歳でオーストラリアに移住。どおりで、オーストラリアなまりの母音がきつくない、きれいな英語。お箸は上手に使い日本人である。きわめつけは、次お寿司にして終わろうかと話していると、カラオケ、カラオケと言いだした。私には、カラオキと聞こえたが・・・。聞いてみると、オーストラリアでしょっちゅうカラオケに行っているみたいである。これはまるっきり日本人である。奥さんの影響大だ。リクエストに答え、カラオケボックスへ・・・。
ところが目指すカラオケボックスが、なかなか見つからない。
そこでも不思議。見つけたのは彼。好きこそものの上手なれ・・・。
歌って飲んで、オーストラリアか大阪で再会する約束をした。見えない私ではあるが、障害者ヨットのおかげで視野が広がり世界が広がった。もうヨットハーバーに出入りするようになって
8年を過ぎたが、障害者ヨットのおかげで、オーストラリア5回、イタリア1回と交流を深め、外国の障害者やボランティアの様子も垣間見た。イタリアに行ったときなどは、わざわざオーストラリアの友達が日本まで向かいに来てくれた。その時は日本人のボランティアもいず、たった一人の日本人でとても不安だった。また、うどんも開発途上で、イタリアへスパゲティーを食べに行きたい一心でヨットレースに参加したが、今ではとてもいい思い出である。そして、その時にイタリア人の盲人とオーストラリアの盲人に、白杖の使い方がヘタクソと冷やかされたことが懐かしい。
気がついてみると目が不自由になってから、日本人のみならず、外国人にまで世話になっている。そして今思うことは、世界は広い。
ちっぽけな自分ではあるが、人に役立つことがしたいと初心にかえる。
ありがとう。感謝。
(2007.2.6)


価値観
最近、自分の価値観が音をたてて変わってきている。
理由は、まったくわからない。
本当に不思議。
今まで大切だと思っていたことが大切でなくなり、今までどうでもよかったことが少し気になる。別に自暴自棄になっているわけではないが、何事にもどうでもよくなってきている。
私が今一番大切にしているのは、どうも「今この瞬間」であるような気がする。今この瞬間に存在しているものすべてなのだろう。誰かが、「生命は吸う息と吐く息の間」と言われたが、「時が神様」なんでしょう。したがって、時が一番大切なものになってしまった。時が、すべての存在をつつむ存在で、たぶん神様? もし時をつつむ存在があるのであれば、それが大神様。

それにしても私は凡人、神様の存在を知りたがる。大ばか者。そんなこと考える必要はないのに・・・。神様の存在はわからないからすばらしい。
(2007.2.2)


黒字
うどんの開発から約6年。
はじめて月ベースで、1月と言う特殊事情も寄与し、何とか黒字になった。
まだ、母はただ働きであるが、ありがたい。
続けていける可能性がでてきた。希望と言う言葉が身にしみる。
お客様に感謝。母に感謝。マスコミに感謝。皆様に感謝。神様に感謝。
ほんとうにありがとうございます。
みんなによってたかって下駄をはかせてもらっての黒字。
うれしい。感謝。
(2007.2.1)