hitorigoto

20079

化粧箱
お彼岸も過ぎ、繁昌亭が開業して1年。
すべらんうどん屋も繁昌亭開業以降少し売上が上がり、これまでは去年よりよかった。しかし、今年の9月から昨対を上回るためには大変である。今のところ、暑さが厳しく苦戦している。どうしたらいいか思案のしどころである。
そこで私としても少しでも売上があがるように、化粧箱に入った乾麺の販売をすることに決めた。やっとその気になった。これまで袋入りの乾麺の販売しかしてこなかったが、化粧箱に入ったものを作ることにした。デザイナーに来てもらい、打ち合わせした。
私が提案したイラストは、胴上げのシーン。
テーマは、「合格、当選、喜び、幸せ、感謝、めでたい」で、そのことがイメージできるイラストと色彩にしていただくようお願いした。乾麺を販売するのではなく、「幸せ、喜び」を販売したいとくり返しくり返しお願いした。
その結果、おおよそうどんとは程遠いイラストになった。表に「すべらんうどん」とは明記しているが、お饅頭や菓子のイメージが強い化粧箱になった。それでもかまわない。

私は「喜びや幸せ」を販売する人いやもたらす人になりたい。
ありがとう。感謝。

*追伸
目も見えないくせに、今回はイラストと色彩について徹底的に注文をつけた。おかげで私の人格どおり少しどろくさいが、にぎやかでおめでたい化粧箱ができた。皆様に受け入れられるかどうかわからないが、私は大満足である。これで世に広まらないのであれば、今後化粧箱の企画は他の人にしてもらうことにするつもりだ。10月末までにはできあがる。
皆様、もし胴上げのイラストが入ったすべらんうどんの化粧箱を見かけたら、ぜひ応援してやってください。よろしくお願いします。
ありがとう。感謝。
(2007.9.28)


時うどんと喜ぶうどん
9
月に入っても暑さが厳しく、お彼岸だと言うのに33度と異常。
当然ながらうどん屋も暇。天候を言い訳にする気はないが、せざるを得ない。

それでもいろいろ工夫をしないと知恵の神様の下では許されない。そろそろ秋風が吹くと信じて暖かいメニューを増やし、冷たいメニューを減らそうと考えた。
ひとつは春に考えていた「喜ぶうどん」梅とコブ入り。
もうひとつは落語の繁昌亭の前にあることから、「時そば」ならぬ「時うどん」。
ゴマダレで仕上げ、ゴマかしと言うおっさん駄洒落。それにめでたい餅いり。
これが意外とうまい。ラー油を入れると絶品。ごまかすどころか、お客様にゴマすりできるうまさに仕上がった。

星合茶屋のスタッフ、母、叔母、いとこに感謝。
(2007.9.23)