hitorigoto

200712

ワーキングプアー2
昨日久しぶりにNHKのドキュメントを見た。
昨年来のワーキングプアーの続編。
やっと私がほしかった答えを出してくださった。
働いても働いても暮らしが楽にならない。
その答えを、NHKはどこに求めるのか知りたかった。
昨年はほぼ
100パーセント社会や国家にその責任の所在や救済を求めた。評論家もそうだった。今回はワーキングプアーになる原因となる時代背景とその本人たちの生き様を分析し、ドキュメントにしてくださった。
ひとつは、ワーキングプアーになった方たちの受け皿になる国家や社会や地域の取り組み。もうひとつは、本人たちの過去現在未来。そして三つ目は、本人たちの心がけ。昨年ドキュメントを放映した時には、ワーキングプアーの方たちのその生活を放映しただけで、同情にしか過ぎなかった。ところが今回は、ワーキングプアーから脱しようとしている方たちの心がけや、仕事に対する思いについて放映してくださった。仕事はただ単にお金を稼ぐためのものではない。社会と交わるための窓、とNHKのデレクターの気持ちが少し変化したのだろう。昨年の放映時と比べて取材されている方たちの生活の環境は少し改善されているだけだったが、心がけが変わり、もしくは心がけが変わった人だけを放映したのかもしれないが、仕事に対する思いや幸せのあり方についての考え方が大きく変化した。
私の考えるところでは、本来人間は存在が幸せなのだ。今存在の中に幸せを見出すことが、将来の幸せをつかむ原点になるのだ。当然反対の考えもあるだろう。現在の存在の中に不幸を見い出し、今後も、今後の存在も不幸と思う人。幸せを不幸としか思えない人。幸せを当たり前と思う人。

皆様は「存在もしくは存在するもの」をどうとりますか・・・。
「幸福の原点」をどこに見出しますか・・・。

ありがとう。感謝。

*追伸
取材を受けていた路上生活の青年は少し地域から道路清掃の仕事をいただき、仕事をするようになったところでインタビューを受け、普通の生活をできるようになったら、この世に生まれてよかったと思えるようになるかもしれないが、今はまだ無理だと述べていた。しかしその言葉が出たら、もうすでに自分の中に幸せを見つけかけているかもしれない。
ありがとう。感謝。
(2007.12.7)


ネコとカラス
12
月に入って、土曜日曜と家族連れのお客さんが多く、家族の中に受験生がいる。そしてかなりの受験生が、がぁんかけうどんを食べる。土日と普段では売れるうどんがまるっきり違う。
夕食時にそんな話をしていると突然、
「今日、おもしろいことがあった。今日お昼に、ネコとカラスが喧嘩していた」と母が話し出した。縄張り争いだったそうだ。電気屋さんの屋根の上で二羽のカラスと一匹のネコの争い。母は思わずネコに肩入れし、おーい、気ーつけー屋根から落ちるなよ・・・。カラスは羽があるんやぞ・・・。狡猾なカラスは一羽が前からネコをおちょくり、もう一羽が後ろからつつくと言う攻撃。ネコはウーと威嚇する。母は仕事を忘れてネコを応援する。皆に「ネコとカラスの喧嘩や見てみー」。キャッキャッと手をたたき応援。そらいけやれいけとあっという間に
10分ぐらい過ぎた。カラスはあきらめて退散。先住者のネコはカラスが退散するのを見届けて、屋根から降りて何事もなかったかのように消えて行った。
母も我にもどり、いらっしゃいと次のお客さんに対応。

天神さんは町の中の憩いの場としみじみ思った。
ありがとう。感謝。
(2007.12.7)


怒り
今朝、値上げの件で業者ともめた。
怒りがこみあげてきた。
世間は皆値上げだから、みっちゃんも天神さんのうどん値上げしたらと言われた。

この人何もわかってない。あんた何もわかってないなあと、やりあった。
値上げして黒字になるのであればとっくに値上げしている。あほちゃうか。
なんぼ頑張ってもお客さんが来ない場所とわかってやりはじめたんや。
あんたそんなことぐらいわかってるやろ。
お客さんが一日20人も来れば奇跡と言われて、それでも始めた。
皆がケツわるやろと思っているの分かってやり始めた。それ、あんた知ってるやろ。
一般のお店だったらとっくに値上げもしてるし、こんだけ赤字続きやったらもうやめてる。
天神さんやからするんや。いや、させてもらうんや。いやいや、バカ正直にさせてもらうから、神様にさせていただけるんや。あほか。
そして、日にお客さんは20人を超え、紋日には300人を超えるようになった。感謝以外のなにものもない。
それがわかってるんやったらあんたは材料値上げしてもいいけど、俺に天神さんのうどん値上げせーって言うな。
怒って電話を切った。
私の心を知りながら言われたので、本当に腹がたった。

せっかく神様が奇跡を起こしてくださったのに、初心を忘れるものかと何度も心の中で呟いた。もっとも業者さんは私の懐ぐあいを思ってくださったのだろう。
ありがとう。感謝。

*追伸
値上げは、このうどん屋さんがお客さんであふれ、それでもなおかつ採算がとれなかったら、努力不足にはならないので考えたいと思っている。そうなるまでにはお客さんの人数が今の10倍。まだまだ長い。
神様の判断はどうだろう。楽しみだ。
地神様が味方してくださることを祈りたい。
(2007.12.11)


努力
12
2日、いつも参加している食品の交流会に行ってきた。
今回は講師の先生に来ていただいて販売促進の話。
講師の先生が最後におっしゃられたことが印象的。
なんだかんだと言っても何事も努力。努力以外に何もない。
あっそうだ「努力に勝るものはなにもない」と改めて思った次第。
「努力」と言う言葉の意味の重さと深さを忘れていた。反省。
2
次会の今年初めての忘年会。おいしい新酒の冷酒に舌鼓。
今日は「努力と言う言葉の重みと深さ」にカンパイ。
ありがとう。感謝。
(2007.12.2)