hitorigoto

20084

福祉
最近、テレビ新聞で医療や福祉について報道される。
私の身の回りでも福祉について話題によくのぼる。
少子高齢化が急激に進み、核家族化が進み、団塊の世代が定年をむかえるせいだろう。要は国に、福祉国家に変身するだけの財源が不足しているためだ。国家に資金の余裕がないのだ。そのため福祉や医療に従事する人たちに十分な報酬を渡せないためにサービスの低下が生じ、社会問題となっている。それを国家のせい、すなわち政治家や行政のせいにするがはたしてそれは正しいのか。
所詮は財源不足が大きな原因。その財源はどこから徴収されるのか。国民からだ。またその財源をどのように利用するか決めるのは政治家であり行政だが、その大元の政治家を選ぶのも選挙で国民である。と言うことは、すべての原因は国民一人ひとりにあるのであって誰のせいでもない。国家はあまりに大きな組織でその仕組みが国民にわからないので、社会が悪いのは国家が悪いみたいなことを言うが、民主主義の世界でそのことを言うのは愚の骨頂で、自分で自分の悪口を言っているようなものである。独裁者がいるのであればそれは独裁者が悪いと個人のせいにできるだろうが、今の日本が悪いのは日本の国民一人ひとりが悪いと言わざるを得ない。そのことを踏まえたうえで「福祉」と言うことを考えていけば、おのずと答えが出てくるような気がする。
第一は、自分自身、ちゃんと税金や社会保険国民年金などのお金は支払っているか。また、それは現在や将来のために十分な金額か。
第二に、政治家を、何を主張しているかわかった上で選んでいるか。
第三に、自分たちが積極的に政治や行政に協力関与しているか。
せめてこれぐらいのことはやっていないと文句を言う資格はない。
もちろん、私も資格のないうちのひとりだ。
反省。
(2008.4.28)


聖火リレー
最近、聖火リレーの話題で世界中が大騒ぎ。
中国チベット自治区での暴動騒ぎが世界中を駆け巡る。平和の祭典オリンピックが北京で今年開催されることから、この問題がクローズアップされているのであろう。もちろん死傷者が出たと言うことでチベット自治区の暴動は大問題である。
ただ私が思うことは、世界は狭くなった。中国は穏やかになったと思う。
この問題がどのように決着つくかはわからないが、30年前の中国であれば、この問題が出た時点で、どちらがどうのこうのと言う前にオリンピックはあっさり中止であろう。またここまでマスコミも騒ぐことなく、この問題を報道する前にあきらめている。中国も平和と自由と豊かさを求める人が増え、時代を逆行しようと思う人が減ったと言うことではないのではないだろうか。いずれか文化の交流が自由になり、お互いの人権を尊重する時代が全世界に広がるだろう。
その時には宇宙人との新たな問題が起きることだろう。はたして宇宙人はどこから出現するのか・・・。その時代に私は生きているのだろうか・・・。悲しいことだが、宇宙が無限である限り、生存競争が続き、永遠の平和は存在しない。
(2008.4.25)


「うーん」
私がここ34日考え悩んでいることがある。
それは75歳以上の後期高齢者医療。障害者の活躍。
後期高齢者医療は皆さんがニュースでご存知のとおり。
保険料を年金から強制的に年金の額に応じて取るシステム。
弱者のことを考えていないと非難ごうごう。

私はイソップ物語のありとキリギリスのことを考える。またアメリカのことを考える。
その共通点は、若いころから経済のこと、老後の生活のことを徹底的に教育する。若いころから将来のことを考えて働く。
もうひとつは、視覚障害者の活躍を3例もテレビで見た。普段それほど見ないし気にも留めない。私が気になったのは、活躍すれば活躍するほど障害は障害ではなく個性に過ぎず、益々ハードルが高くなる。それがどうしたと言うことである。スティービーワンダーの歌には感動するが、彼の障害について何の興味も持たない。
この二つのことを考え、普通に暮らすことの大切さと難しさをひしひしと感じる。
(2008.4.18)


ガソリン
4
1日、ガソリンの税金が一時的になくなり、ガソリンスタンドに高い仕入れの在庫があるにもかかわらず、ガソリン価格が低下した。
損害をこうむるのはガソリンスタンド。恒久的にガソリンの価格が下がるのであればそれも仕方ない。ところがすぐに元にもどるのであれば大変。またもどるときに期限を過ぎてぎりぎりまで安値で販売することになるだろう。そのときに損害をこうむるのは、またガソリンスタンド。政治家ではない。いたずらに政治家同士が自分たちの論理や面子のために一般市民をまきぞいにする。お互いに国民のためにと起こす行動が世間をひっかきまわす。
自衛隊の補給活動や日銀の総裁問題も同じ。少しの期間の間に方針が二転三転。政治家は国民のためにと、いろいろな問題に対してお互いの意見を戦わせいい道を探しているつもりだが、実際のところどうなのだろうか・・・。
国によって事情は違うだろうが、われわれが生活している現在の日本で改革をするのは、もっとゆとりをもってしていただきたい気がしてならない。今の日本はなんだかんだと言っても安定しており、政治家が浮き足立ってわさわさするほど、失敗を積み重ねる気がしてならない。
今本当にほとんどの国民が不安に感じているのは「将来に対する不安」である。老後、年金などはその象徴である。
5000万件の年金の記録を調べることや、それができないから担当大臣の問責決議をすることも大切だが、政治家が公約で言ってほしいのは「われわれに任せば将来に対する不安のすべてを取り除いてあげます」と言う公約ではなかろうか。
今の日本、何党が治めでもいい。もしくは、「党」と言う組織や概念がなくなったほうがいいのではないだろうか。民主主義が維持され、平和で安らかであれば・・・。
本当に行動力のある方たちが日本と言う国の運営をしていただきたい。
権力争いやリップサービスではもうどうにもならない。
感謝。
(2008.4.3)