hitorigoto

20085

北極熊と中庸の精神
地球温暖化で北極の氷がとけ、北極熊が絶滅の危機に瀕している。
自然体系が変わり、人類の生活にも大きな影響を与え始めている。
NHKが「北極の温暖化」をドキュメントにした。
私はそれを見て大変なことが起きているとその晩は思った。
ところが翌日起き会社に行く途中、はたと気がついた。
これが自然の摂理だ。地球温暖化が人類の生存に悪影響を与えることは、人類は百も承知だ。だがそれを食い止めることができず先進諸国は困っている。欲望が理性を超える。人類が繁栄したため自然破壊が進行しているのである。平家物語である。おごれるもの久しからず。歴史は繰り返す。
人口爆発が一番の問題であろう。
人口が増えれば食が増える。食が増えれば争いが増え、自然破壊が増える。いたって単純なことである。子孫繁栄は大切なことであるが、今繁栄しているのであれば、それに感謝し維持し持続するためのことを考えないと、もっともっとと言う欲が人類を滅亡に導く。確かに発展途上国のみならず、先進国の中にも生活のレベルの差はありえ、格差社会は存在する。そこでもっともっとと言う欲が生まれるのは仕方ないところである。ところが格差を穴埋めしようとすればするほど、物質的な豊かさが生まれ、人口爆発は促進され人類滅亡の速度が加速されるような気がしてならない。
・・・・・

先日友人の弟さんが自殺した。
数週間たってから友人が発見した。とても悲惨でかわいそうである。
だが最近の流行である。これはどう言うことであろうか。
日本は物質的に生活水準が底上げされたため、何が「喜び」で何が「幸せ」であるかわからない人が増えたのであろう。目標が見つからないのであろう。「生きがい」がないのであろう。なぜそのようなことが起きるのであろうか。現代の日本は先人の努力で物質的に豊かになったけれど、「格差」の広がりと「ふれあい」の不足をもたらした。物質的な豊かさを追求するがゆえに競争社会が加速し、格差が広がり、人と人とのふれあいが極端に不足してきたのである。そこに躁うつ病などの心の病が発生しはじめたのである。
現にNHKが最近取り上げているドキュメントは、すべて競争社会が作り出した問題である。ワーキングプアー、孤独死、ソシャルネットワーク、いじめ、75歳以上後期高齢者医療などなど。すべて「弱者問題」である。弱者と言う概念が存在すれば強者と言う概念も存在する。そこに格差社会が存在するのである。弱者切捨て。だが弱者を切り捨てれば新たな弱者を生み出す。競争社会は滅びるまでそれが続く。そして現代社会は、競争が加速し発展を遂げるがゆえに、人類とそれ以外のものの新たな格差社会を生み出し始めた。
人類は平等で、すべて強者。人類以外のものは、弱者。
そうなってくると自然に人類以外のものは滅びる。そして自然破壊が極まり自然体系が変わり何もなくなれば、最後に人類は滅亡する。共栄共存など競争社会ではありえない。

そうなるまでに中庸の概念が広まり、競争社会がスローダウンし、ほどほどのところで手を打ち、物質的な豊かさがすべてではなく、ほのぼのとしたことが幸せや喜びと気がつき、人類滅亡の危機を回避してほしいものだ。神様が生み出した自然や人類および他の生き物が仲間同士競争して、決して神様からの怒りをかわないようにしてほしい。また人類自身も仲間同士競争しすぎて、神様の怒りをかわないようにしてほしい。
(2008.5.29)


認識
最近、後期高齢者医療についての活発な意見や報道がなされ、政治家マスコミ国民がいろいろな意見を出し、内閣は批判の的である。大変である。大阪府では改革をしようとする橋下知事が批判の的。
だが論点は何か。「お金」である。
露骨ではあるが、お金が国にも地方自治体にも不足しているのである。どんなにきれいごとを言ってもむなしいだけ。
政府は現在の国家組織の中で、時代とともに無駄な組織になってきているものは廃止し、節約できるものは節約するべきである。ところが廃止や節約には限界がある。結局のところ豊かに暮らすためには、老人や子供や病人や重度障害者以外、年齢に関係なく働けるものは働けと言うことである。政府は国民全員が働ける環境づくりをすることが、一番国を豊かにする近道と知るべきである。政府は、国民の休日ばかり増やし、お金を使う環境ばかり作っていたのでは個人の家庭はお金がなくて当たり前。ところが働けば少なくともお金が手に入る。貧しい家庭でまず貧困から脱するためにやることは、老人と子供以外は働くことからはじめている。
働くことが豊かになる一番の近道。
私の家族も両親共働きでやってきた。いまだに母は
73歳でも働いている。私に毎日言うことに、仕事の喜びはどんなご馳走や旅行や贅沢よりすばらしいと。真剣に仕事に取り組めばそんな言葉が出てくるのだろう。お金以外の喜びまで授けていただける。これは神様からの言葉だと思う。
私も働く場があってありがたい。
感謝。
(2008.5.24)


自然
ミャンマーでサイクロン、中国で地震。
数万人規模で死者が出た。1000万人規模で難民。
恐ろしい、悲しい、むなしい。
地球は生きている生き物だ。
人間を、動物ではなく人間として別の生き物に分類する人がいるが、私は人間は人間である前に、動物と思っている。増えすぎると減らす自助作用が自然界に働く。やりすぎると神からの忠告が入る。それを超えて行為行動すると滅亡する。神は自然界を通じてどんな手段を用いてでも諌める。
何がよくて何が悪いかわからないが、やりすぎるとよくないような気がする。また平々凡々のありがたさを忘れたときによくない気がする。たえず変化している世の中に、中庸の精神で生活し、今あることを喜び、神様からの声を生活の中で他と見わけ、たえず自分自身も変化することで神様の意向どうりの人生をおくれるような気がする。
宗教を超えた神の意向。

できるだけ平和に安らかな人生をおくりたい。
ありがとう。感謝。
(2008.5.16)


切捨て
昨日、いつもお世話になっている写真家の息子さんにある会合の2次会でお会いした。
その時、数年前に彼の親父さんに話を聞いて、アッと驚いたことを話した。
同じものを同じ時間に同じところから写して、他のプロのカメラマンが撮った写真と自分が撮った写真と見分けがつきますかと言う質問だった。当たり前だと間髪いれずに返ってきた。自分は写す前からどの部分を切り捨てるか決めていると言うことであった。レンズに写ったものをあるがまま写すのではなかったのである。
あれからいろいろなことを考えてきた。
何を生かすかで人生が変わる、世の中が変わる。
千利休の「あさがお」を思い出した。
お茶席で、床の間のあさがお一輪をいかすために、庭のあさがおすべて切り落としてしまった。
その考え方を何に生かせばいいか、ずーっと考えてきた。切り捨てると言う言葉にはためらいはあるが、何を生かすかで人生は大きく変わり、世の中は変わる。ほんのちょっとしたことで同じことをしても変わる。そこに人生の差が出るのだろう。

超一流の人たちのセンスを学びたい。
ありがとう。感謝。
(2008.5.11)


苦戦
5
月に入り、ゴールデンウィーク。
すべらんうどん屋の暇な日がはじまった。
暇と言っても半端ではない。
昨年よりは少しはマシだが、どうもこうもない。
これから9月半ばまでは、天神祭り以外暇な日が続く。
逆立ちして知恵でも振り出さないと。
こいのぼりでも売るか・・・。
いや、やはり知恵を絞るのが一番。
知恵は無限。
(2008.5.5)


平和な国
15
歳未満の人口が1725万人で27年連続減とニュースで報道。
少子高齢化が進み大問題と言うことである。
他人事のような言い方で悪いのだが、それも仕方なしで、いいのではないかと思う。むしろ人口爆発で日本の国の人口が増えていくほうが、怖い気がする。
と言うのは、狭い国土に資源がないとなれば、人口が増えれば、動物ではないが必ず何らかの理由で縄張り争いが頻繁に起こり、殺戮が平然と起きる気がする。今国家が不安なのは、国家が赤字の上に少子高齢化が進み、老人の面倒をみる人がいない。要はお金がなく老人ばかりになるので不安であると言うことである。これがお金があり老人の面倒をみる人があれば、日本国の人口が少なくても何も問題は起こらない。
私はむしろ人口が少ないほうが、揉め事が少なく一致団結するような気がする。私は、人の住まいを一箇所に集め、できるだけ道路や公共の施設を少なくし、国民の健康や安全の管理をまとめて行い、小さな大国として存続することが平和への道ではないかと思う。無理に人口を増やし、若い世代に後の面倒をみさせようと言う考えはやめたほうがいい。自然に人口が減り、それがとまったところが、日本国のベストな状態だろう。政府は、今の状態で赤字を減らすことだけ考えたほうがいいような気がする。

貧すりゃ鈍する。大勢の人をできるだけ平等にするには、まずは経済状態と思う。
人里離れたところに住むことを否定はしない。だが、できるだけ人の住まいをかためて大きな町にすることが国家の財政を楽にする一番の近道のような気がする。また安全、安心、健康管理の面からも国家の管理の目が行き届くような気がする。日本も先進国と言われておだてにのらず、ここらでちょっと考えなおしたほうがいいのではないだろうか。発展途上の国々を援助したり、世界の国々と交流したりすることをやめろとは言わないが、自国をもう少し充実させてからでもいいような気がする。手本も見せられないのに、目一杯するのはいかがなものか。

議員さん私の意見に耳をかたむけて・・・。
(2008.5.5)


食糧危機
先日、商談で数人の方と話した際、食品の価格高騰の話になった。
そして今回の価格高騰の原因について話がわいた。
結論は、思惑もあるが絶対的に食品の原材料不足。
話の中に、日本の戦中戦後の食糧不足を体験された社長さんがおられて、今の日本人はお金を出せば何でも手に入ると思っているが、いったん食品や物資が不足すればお金など何の役にも立たない。今回の食品高騰でそこまで行かないとは思うが、国民は少しは危機感を感じるべきではないかとおっしゃられた。
今の日本の平和がどこまで続くかわからないが、内戦や貧困で国家が危機的な状態にあるたくさんの国々の惨状を知り、今の比較的平和な日本で生活できる喜びをかみしめたい。
ありがとう。感謝。
(2008.5.3)