hitorigoto

200810

受験グッズ
10月に入り、うどん屋に受験生とその関係者が多くなってきた。
かなり認知度が高くなってきたことが膚で感じられる。
うどんの売り上げは大したことはないが、「言葉は魔法」のすべらんシールを求める人がとても多い。売り物ではないので無償で差し上げているが、不思議なシールである。たぶんこのシールで気持ちがほっとするのであろう。うどんとシールが受験グッズになってきたことを感じる。
何はともあれ、誰かに何らかのお役に立てれることはとても嬉しい。
不思議は神と言うが、神様に感謝。
(2008.10.24)


無冠の王者 清原和博
プロ野球選手 清原和博さんが引退した。
試合で数々のドラマを演じ、国民に感動を与えた不動の4番。
新人王以外何のタイトルも獲得することはなかったが、たくさんの記録を作り、たえずタイトル競争にのぼり、チームの勝利を一番に優先し、チャンスに強くここ一番の強さから野球界の圧倒的な人気者として君臨した。
そしてここ数年、時代は彼を飲み込んだ。
20
数年前に元巨人の桑田選手とともに高校野球のスタートして時の人になり、西武ライオンズで不動の4番として活躍したヒーローは、西武ライオンズを移籍後怪我や故障に悩まされ、西武ライオンズで華々しく活躍したような時をつかむことなく、ファンに惜しまれ静かにバットを置いた。一方、同じ世代で活躍する数名のプロ野球選手。年齢を重ねるごとに力を増す。人それぞれ輝く時が違う。
「敵を知り、己をまし、時をつかむ」
自分自身が輝く時を大切にしたい。
時に感謝。
(2008.10.5)


批判
最近ニュースを聞いていると、事実を伝えると言うより、国民の怒りや不安や不満を促す押し出し方をしているような気がしてならない。報道の仕方はおおよそ合っているとは思うが、悪いことに対する批判非難は尋常ではない。反道徳的なこと、悪いこと、法律違反は裁かれなければならない。だがそれを判断するのは人間である。規範を決めるのも人間。そうなってくるとニュースで一番大切なことは何であろうか。
とりあえず事実を報道することではなかろうか。
現在凶悪な犯罪が連鎖反応のように起きるのは、異常なまでに解説者がその事実に対して感情をあらわにすることにより、一部の視聴者が快感を感じているのではなかろうか。スポーツの解説ではないのでエキサイトするのではなく、そのへんのところもう少しスマートにできないものだろうか。すべてのニュース番組がそうだとは思わないが、最近の政治や経済、犯罪や反社会性に対する批判非難の仕方は同じ人間であるのに、それを犯した人に対して彼らが人間ではないような報道の仕方をしているような気がする。
犯罪を許す必要はないが、いつの時代もすべての人が知らず知らずのうちに人を傷つけ、細かい犯罪を犯していることに気がつかなければならない。自分だけは普通で、悪いことはやったことがないということなどありえない。何によらずほどほどにしていただきたいものだ。お互い少しずつひかえ、少しずつ思いやることで平和な社会が生まれるのではなかろうか・・・。何も目に見える対策ややさしさは必要ない。目が見えなくてもあたたかい視線を持てる社会が大切である。誰もが「ありがとう」の一言を日に一度でも言える社会であればおのずと平和な社会になるのではなかろうか・・・。
あらためて教育や文化の大切さを感じる今日この頃である。
この世に人間として生かされていることに感謝。
(2008.10.4)