hitorigoto

20123

思いがけない喜び
324日、雨の中お客さんが乾麺セットを買いに来られた。
その時ちょうど軒先で、常連さんとその同僚がすべらんうどんを食べていた。そして、その同僚の方のお子さんが府立高校に合格されたので、叔母が「ありがとうハガキ」を差し上げていた。その時それを見てい乾麺セットのお客さんが「私もそれをください」と言った。そしてそれに、39日の「すべらん」の記念スタンプを押してくださいと付け加えた。
そこで母は姪の子が阪大に受かったことからピーンと来たらしく、阪大ですか京大ですかと聞いた。京大ですとそのお客さんは答えた。
お客さんは、お子さんの受験ですべらんうどんを食べに来たときに、叔母が合格した方に「ありがとうハガキ」を差し上げていたのを見ていたらしく、自分の子供が合格したら記念に「ありがとうハガキ」をもらおうと思っていたそうだ。そして記念スタンプにその日付を押そうと思っていたそうだ。そして、府立高校合格のお父さんにも323日のスタンプを押してあげたそうだ。
私はその話を聞いて、「ありがとうハガキ」とスタンプを作ってよかったと思った。やっと私の思いがわかってくださる方があることがわかった。今までは合格のお礼参りに来られた方に私どもの方から差し上げていたが、それを自ら欲しいと言ってくださる方が現れた。スタンプもハガキも欲しいと言ってくださる方を一年以上待った。
「ありがとうハガキ」と「記念スタンプ」に感謝。
(2012.3.25)


5度目の正直
昨日、府立高校の受験後に受験生がすべらんうどんを食べに来てくださった。
5
回目でやっとお店が開いていて食べられたとのこと。定休日や時間外など色々な理由で、すべらんうどん屋が開いていなかったとのこと。
私の母からその話を聞いてびっくりした。何度も足を運んでくれた女子学生さんがぜひ合格してほしい。
彼女のさわやかな執念に感謝。
(2012.3.17)


3月11日
3
11日、東日本大震災の日が近づくにつれ、その悲惨な報道が増える。
昨年のことであるから生々しい。

震災にあわれた方、東日本に関係者がおられた方にとって、家族、身内、同僚、知人、友人など自分に関わる人が一瞬の間に亡くなり、目の前で亡くなり、自宅や工場など自分が暮らしていた地域の建物が一瞬の間に津波に飲み込まれて崩壊し、あとの言葉はない。ただひたすら平和で安心して暮らせる社会を祈りたい。
とりあえず生きているだけでもまるもうけ。
平々凡々に感謝。
(2012.3.10)


ヘレン・ケラー
先日NHKで、ヘレン・ケラーさんのドキュメントがあった。
私は障害のある方のドキュメントは基本的に見ないが、帰ってきてテレビをつけると、ちょうどその番組がスタートしだしたので見てしまった。と言うより聞いてしまった。
三重苦、四重苦の方がそれを克服し、世界的に有名な教育家、社会福祉活動家として世界中で公演活動をされた。日本にも戦前戦後を通じて3度も来日されたと言うことらしい。そして障害者の人権を擁護する法律を制定するのに力を尽くされたそうだ。
私はその番組が終わった後、しばらくぼーっと考えていた。
私はこの方に何を感じたのか、この方の取りまきに何を感じたのか・・・。その存在は私が見えていた幼いころから聞いて知っている。今さらその存在が偉い、すごい・・・と感じたのか、いや違う。
自分も今の状況から変身したいと思った。どう変わりたいのか。
自分の物差しで世の中をはかることはやめよう。世界は広い。そして難しいことはぬきに、自分にできることを行い、楽しく日々おくりたいと思った。
奇跡の人と奇跡の取りまきに感謝。
(2012.3.3)