すべらんうどんの美味しいだし汁の秘密

すべらんうどんの“縁の下の力持ち”である 出汁 のお話を少しだけ。

うどんは麺が主役のように見えますが、
実は、一番ごまかしが効かないのが出汁。
毎朝一番に確認するのは、この香りと味の立ち上がりです。

すべらんうどんの出汁は、昆布の旨みをしっかり引き出すため、火加減を一定に保ち、時間をかけてじんわりと旨味を抽出。
そこに削り節の香りを重ね、“ふくらみ”のある味に仕上げています。
一気に煮出すと雑味が出るため、あえて急がず、丁寧に温度帯をキープしながら旨味だけを取り出しています。

すべらんうどんの美味しいだし汁

そして、使用している水は天満水
天満水とは、大阪天満宮の地下水を引き上げ、天満宮内で濾過し、現代の水質基準を満たしたありがたいお水です(毎月1日、10日、25日は一般解放されています)
古くから愛されていた天満宮の井戸水は、江戸時代の大名が求めていた名水としてしられ、現代では、出汁に旨味がでるという事で料亭でも使われています。

大阪天満宮の地下水の天満水

そんなこだわりの出汁ですが、
今日の出汁が“最高の状態”かどうかは、かならず人の舌と鼻で確かめています。

うどんを一口すすった時、
「思ってたより優しい」「でも、しっかり味がある」と言っていただけるのは、この出汁の積み重ねのおかげ。20年の積み重ねが、今のすべらんうどんの味となっています。

すべらんうどんが“縁起物”と言われるのは、
味を通して「整える」「落ち着く」「前に進める」
そんな体験を感じてもらいたいから。

今日も星合茶寮にて、丁寧にとった出汁でお待ちしています。
あなたの1日が、静かに整い、すべらない流れに乗りますように。

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